薄毛を改善させるためのビタミンの役割とは?

育毛関連の商品には、ミノキシジルをはじめ数多くの成分が採用されていますが、その中のひとつにビタミンがあります。
誰もがその名前を知っていて、体の健康を維持するために必須の栄養素であるビタミンは、育毛サプリメントなどにも含まれていたりするのですが、「主役」の成分として扱われていないので、その効果についてはあまり知られていません。
しかし、大手AGAクリニックの
AGAスキンクリニックの治療薬『Rebirth』、
湘南AGAクリニックの治療薬『HRタブレット』
にも配合されているので、
そう聞くと
「ビタミンは髪の毛にとって大事な成分なんじゃないか」
と感じてもらったんじゃないかと思います。
そこで今回は、薄毛を改善させる際のビタミンの役割について話していきたいと思います。
ビタミンとは?
ビタミンは他の栄養素のようにエネルギー源や体をつくるような成分ではなく、他の栄養素がうまく働くための機械の潤滑油のような働きをしてくれます。
実際に必要な量はとても少なくてすむのですが、体の中でほとんどつくることができないので、食べ物からとることが必要となります。
また、ビタミンはその性質から水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分けることができます。
水溶性ビタミン
水溶性ビタミン水は溶けやすいビタミンの総称で、血液などの体液に溶け込んでいて、余分なものは尿として排出されます。
なので、体内の量が多くなり過ぎることはあまりないと考えられています。
なお、ビタミンCやビタミンB群が、水溶性ビタミンとなります。
脂溶性ビタミン
水に溶けにくく油(脂)に溶けやすいビタミンの総称で、主に脂肪組織や肝臓に貯蔵されます。
水溶性ビタミンのように尿で排出されないので摂りすぎると人体に害を及ぼす場合もあるので注意が必要です。
なお、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKがこの脂溶性ビタミンとなります。
薄毛を改善させる際のビタミンの役割
次に薄毛を改善させる際のビタミンの役割について説明したいのですが、その前にまずは、亜鉛の役割から理解した方がわかりやすいので、まずはそちらから説明したいと思います。
なお、亜鉛についての詳しい話は以下の記事内に記載しているので、興味のある方は覗いてみてください。
髪の毛は毛乳頭の回りにある毛母細胞が細胞分裂し、『ケラチン』というタンパク質をつくり、これが積み重なりながら作られていきます。
ケラチンは18種類のアミノ酸が合成してできているのですが、その合成に必要不可欠なのが亜鉛になります。
亜鉛は細胞の分裂を促進し、ケラチンの合成、髪の成長を助け、頭皮の健康を保つのに役立っています。
そして、その亜鉛の吸収をサポートして、効果を高めるのにビタミン(B群(B2・B6))が役に立っていて、結果、ケラチン生成量が増え、発毛促進につながるようになります。
このように、発毛に関しては亜鉛をサポートするのがビタミン(B群(B2・B6))の役目であり、サポート役とはいえ、とても大切な役割を果たしているのです。
なので、薄毛を改善させたいと思ってるのだとしたら、ビタミンBが不足するようなことがあってはいけないのです。
ビタミンB2:新陳代謝の促進、頭皮の皮脂分泌抑制
ビタミンB6:タンパク質の吸収を促進、ケラチンタンパク質の生成
ビタミンが多く含まれている食べ物
次にビタミンB2、ビタミンB6が多く含まれている食べ物についててすが、以下のようになっています。
ビタミンB6:レバー、カツオ、マグロ、さんま、バナナなど
なお、ビタミンBは水溶性ビタミンになるので、ビタミンCほどではないにせよ水洗いや加熱調理による損失が大きくなります。
最後に
ビタミンだけを摂取したからといって薄毛が改善させることはありません。
しかし、ビタミンは亜鉛のサポート役として髪の毛を生成するための大切な役割を果たしています。
薄毛対策を行う際にはビタミンを一番に考える必要はもちろんありませんが、もし今何らかの薄毛対策を実践していたとして、思うような効果が得られていないのだとしたら、ビタミン(同時に亜鉛も)が不足していないか、普段の食事を見直してみるといいかと思います。
大手AGAクリニックの治療薬にも配合されている成分でもあるので、蔑ろにしないようにしましょう。