ミノキシジルによる初期脱毛の期間はどれくらいになるのか?

髪の毛を生やしたくてミノキシジルを服用しているにも関わらず、ミノキシジルを服用すると初期脱毛が起きる可能性が高くなります。
初期脱毛は、ミノキシジルを服用する人は絶対に知っておくべき知識であり、知らないで服用していると急に抜け毛が増えることになるので、薄毛に関する心配がまたひとつ増えることになります。
また、仮に初期脱毛の事を知っていたとしても、抜け毛が多い期間がしばらく続くと『この抜け毛はいつまで続くんだろう』と不安に駆られるものです。
なので、少しでも不安を和らげるためにも、ミノキシジルによる初期脱毛の期間については知っておきたいところなんですが、一体いつまで続くのでしょうか。
目次
初期脱毛の正確な期間はわからない
巷では、ミノキシジルによる初期脱毛の期間は、だいたい1か月~2か月くらいとだと言われています。この数字は実際にミノキシジルを服用している人達の実体験によるものだと思います。
しかし、薄毛には人それぞれ個人差がありますし、使用するミノキシジルの量によっても違ってくるので、正確な期間は誰にもわかりません。
なので、この1か月~2か月という期間も、誰にでも当てはまるわけではないというのが実情です。
抜け毛のしくみ
髪の毛1本1本にはヘアサイクル(毛周期)というものがあり『成長期』⇒『退行期』⇒『休止期』という順に進んでいき、最後は抜け毛となり、そしてまた新たな髪の毛が生えてきます。
薄毛でない人は、約10万本の髪の毛があるといわれていて、そのうちの80%~90%が成長期にあるといわれています。
退行期以降は、髪の毛に栄養がいかなくなるので、抜け毛予備軍といってもよくて、約1万~2万本あることになります。
それが4か月くらいですべて抜け落ちるわけです。
毎日100本前後の髪の毛が生えて、
100本前後の髪の毛が成長期から退行期に移り、
100本前後の髪の毛が退行期から休止期に移り、
そして、100本前後の髪の毛が抜け落ちていきます。
このサイクルが保たれてるうちは、髪の毛が薄毛になることはありません。
薄毛の人の抜け毛のしくみ
しかし、AGA(男性型脱毛症)などを発症してしまうと、まだ成長段階にある髪の毛が、成長しきれずに予定より早めに退行期に移行してしまいます。そうなると休止期の髪の毛の割合が増えていき、生えてくる髪の毛よりも、抜け落ちていく髪の毛の数が増えていくので、徐々に薄毛が進行していくことになります。
それによって髪の毛の総数も減っていくので、段々と休止期の髪の毛の割合が増えていきます。休止期の髪の毛の割合が増えていくということは、生えてくる髪の毛よりも抜けていく髪の毛の割合が増えていくことを意味しています。
さらに、AGA(男性型脱毛症)の影響で抜け毛になったところからは、髪の毛が生えにくくなったり、成長しにくくなったりするので、薄毛も目立つようになっていきます。
初期脱毛期間の目星をつける
ミノキシジルを服用することで、休止期が短くなり早めに髪の毛が生えてこようとします。そうなると本来ならまだあとで抜ける予定の髪の毛が、前倒しで抜けることになるので、抜け毛の量が増えてしまいます。これがミノキシジルによる初期脱毛の原因で、ミノキシジルの効果が出ている証拠ともなります。
そして、ミノキシジルによる初期脱毛を減らすためには、フィナステリドを同時に使用することでAGAの原因となるDHTの生成を抑制し、ヘアサイクルを整え、成長期から退行期・休止期に進む髪の毛を減らすことが重要となってきます。
ミノキシジルを服用してもしなくても、退行期・休止期にある髪の毛は、長くても4か月くらいの寿命しかありません。
そうなると、どれだけ成長期から退行期・休止期に進む髪の毛を減らすことができるかにもよりますが、
ミノキシジルの服用によって
普段の2倍くらい抜け毛が多いと思ったら、2か月~3か月
普段の3倍くらい抜け毛が多いと思ったら、1か月~2か月
それ以上の抜け毛なら、1か月くらい
で初期脱毛は収まると考えられます。
もし、想定した期間を大分過ぎても抜け毛の量が減らなかった場合は、食生活や生活習慣の乱れがないかなど、初期脱毛とは別の理由を考えてみる必要があるかもしれません。
まとめ
ミノキシジルによる初期脱毛が多ければ多いほど、ミノキシジルの効果があるということなので、喜ばしいことでもあります。しかし、一気に薄毛が目立つ恐れもあるので、そういった方には、こちらの記事も参考になると思います。
そして、そのままミノキシジルを使用していると、ある時期から抜け毛の量のわりに髪の毛が減っていないなと感じるようになります。
そうなると初期脱毛の期間もあまり気にならなくなってきますし、後は髪の毛が増えていくのを待つばかりです。
そのまま希望をもって薄毛治療を続けていきましょう。