ミノキシジルを使用するのに年齢制限はあるのか?
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ミノキシジルを使用することが髪の毛を増やす一番の近道ですが、副作用が起きる可能性も高いことから、誰にでも使えるのもではありません。
また、ミノキシジルには年齢制限もあるので、該当年齢に達していない人も使用することができません。
おまけにこの年齢制限が紛らわしくて商品によっては18歳以上から使用できるものと、20歳以上から使用できるものが混在していますし、何歳くらいまで使用できるのかについてもあまり語られていません。
もちろん、人間には『個人差』というものがあるので、年齢でひとくくりにできるものではないのでしょうが、ある程度の目安くらいは知りたいのではないかと思います。
そこで、ミノキシジルがAGA治療薬として使われる外用薬と錠剤について、その年齢制限についてまとめてみました。
ミノキシジルの外用薬の年齢制限(下)は?
ミノキシジルが配合されている外用薬には、18歳から使用できる商品と、20歳から使用できる商品が存在しますが、その中からいくつか取り上げてみたいと思います。
18歳から使用可能なミノキシジルの外用薬
ロゲインはアップジョン社(現ファイザー社)から販売されてる世界初のミノキシジルの外用薬になります。
1988年にアメリカの厚生労働省にあたFDA(アメリカ食品医薬品局)に承認されて以来、世界中の薄毛で悩む人々の助けになっています。
カークランド・ミノキシジルはロゲインのジェネリック医薬品になります。
なお、カークランドは日本でも大人気のコストコ(COSTCO)のプライベートブランドになります。
20歳から使用可能なミノキシジルの外用薬
リアップシリーズは、大正製薬から販売されてるミノキシジルの外用薬で、日本を代表する発毛剤※になります。
※日本ではミノキシジルが含まれていないと、発毛剤と名乗ることはできません。
最新のリアップは、『リアップX5プラスローション』(ミノキシジルを5%配合)になり、女性用の『リアップリジェンヌ』(ミノキシジルを1%配合)なども発売されています。
リアップの主な特許が切れたことから、他の日本のメーカーも発毛剤市場に参戦しています。
これらの発毛剤にはリアップX5プラスローション同様にミノキシジルが5%配合されています。
18歳と20歳の外用薬の違いとは?
ミノキシジルの外用薬に18歳から使用できるものと20歳から使用できるものがあるのは、海外製(アメリカ)なのか日本製なのかの違いによるものです。
アメリカでは18歳から臨床実験を行うので18歳以上での効果が実証されていますが、日本では20歳からしか臨床実験を行っていないので、未成年の効果が実証されていません。
なので、アメリカ製のミノキシジルの外用薬は18歳から使用できますが、リアップのような日本の発毛剤は20歳にならないと使用も購入もできません。
しかし、アメリカ製であっても日本製であってもあまり中身は変わらないはずなので、これをどう取るかは個人の見解によって違いがあります。
ロゲインであれば18歳でも使用していいという考えと、日本人での臨床実験を行ってはいないのだからロゲインであっても20歳になるまでは使用してはいけないという考えなどがあります。
私自身はミノキシジルを使用すると副作用が起きる可能性が高いので、初めて購入・使用する際にはロゲインなどの海外製のものは避けて、医者や薬剤師に許可をもらわないと購入することができない日本の発毛剤を選ぶべきだと思っています。
そうなると当然20歳からしか使用できないということになります。
ミノキシジルタブレットの年齢制限(下)は?
ミノキシジルは外用薬として使う以外にも、錠剤(ミノキシジルタブレット)を服用する使い方もあります。
しかし、AGA治療薬としてミノキシジルタブレットを認めている国はどこにもありませんし、当然日本でも認めていません。
おまけにミノキシジルタブレットは、降圧薬『ロニテン』のジェネリック医薬品なので、AGA治療薬として何歳から使用していいというものではありません。
たまにミノキシジルタブレットは18歳から使用していいという話を聞きますが、厳密に言うと20歳であっても30歳であってもAGA治療薬として『使用していい』とは言えないでしょう。
しかし、基本的に20歳以上であればAGA治療は受けられるので、20歳になっていればAGAクリニックでミノキシジルタブレットを処方してもらえると思いますし、親の同意書があれば18歳以上の未成年を治療してくれるAGAクリニックならば、18歳であっても処方してもらえるかもしれません。
この辺の判断は医者の判断に委ねたらよいでしょう。
ただし、ミノキシジルタブレットも原則20歳からと思っておいてください。
ミノキシジルは何歳まで使えるか?
リアップの説明書をみると「壮年性脱毛症でのみ有効」となっていて、高齢者(65歳以上)については『一般に高齢者では好ましくない症状が発現しやすくなりますので使用前に医師又は薬剤師に相談してください。』となっています。
この文章だけ見ると、65歳以上であっても効果自体はあるように読み取れます。
また、『若年性脱毛症(10代~20代)』、『壮年性脱毛症(30代~50代)』、『老人性脱毛症(60代~)』みたいな分け方をする場合もありますがそれだと矛盾が生じてくるので、ここでは『AGA(男性型脱毛症)=壮年性脱毛症』と思ってもらえばいいでしょう。
実際に何歳までミノキシジルを使用できるのかについては個人差というものがありますし、その時の医者や薬剤師の判断によるので『何歳まで』とは言えないのですが、大体の目安としてミノキシジルによる体への負担を考えると65歳くらいまでは使用できると思っておけばいいでしょう。
但し、ミノキシジルタブレットについてはより副作用のリスクがあるので、もう少し早い60歳~65歳くらいまでと思っておいた方がいいかもしれません。
最後に
ミノキシジルについては20歳くらいから65歳くらいまでの人が使用できるので、年齢に関してはたいていの人は問題ないと思います。
しかし、ミノキシジルで最も気にすべきはやはり副作用だと思うので、実際に起きてからから後悔することがないように副作用については使用する前からきちんと把握しておきましょう。