知らないと大変!ミノタブの服用前の注意点と初期脱毛などの副作用

薄毛に悩む人にとって、もっとも発毛が期待される成分と言えばミノキシジルになります。
特に経口薬としてのミノキシジル(ミノキシジルタブレット。通称ミノタブ)については、かなりの確立で発毛が確認されています。
しかし、外用剤(発毛剤)としてのミノキシジルについては、薬剤師の許可を得て購入することが出来ますが、ミノタブについては、医師の監視下でなければ、使用することができません。
なので、時間がとれない、治療費を安く抑えたいなどの理由から、個人輸入代行などを利用してミノタブを購入する人が増えています。
薄毛をどうしても治したいという気持ちは、痛いほどわかりますが、医師の許可が必要ということは、それだけ危険を伴っているという証拠です。
現に、かなりの副作用が報告されています。
そして、使用する際には注意すべき点もあります。
なので、ミノタブを安易に使用して、後で後悔することがないように、事前にリスクを把握しとく必要があります。
これからミノタブの使用を考えてる人だけでなく、すでに使用している人にとっても大事なことなので、その内容を確認していきましょう。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)を使用する際の注意点
ミノタブは内服薬であるため、外用剤(発毛剤)に比べて効果が出やすい反面、影響範囲も広くなるために、より注意が必要となります。
特に、以下に当てはまる場合は十分に気をつけてください。
ミノキシジルはもともと、降圧剤として開発されたものです。低血圧の人が使用すると、ミノキシジルの血管拡張作用により、血圧がより下がる可能性があります。
高血圧のためにすでに降圧剤を処方されている人も、ミノキシジル自体が降圧剤でもあるので二重服用となってしまいます。さらに血圧が下がり危険になるので、かかりつけの医者に相談してください。
イブプロフェンやロキソプロフェンなどには、高血圧の副作用が報告されてるので、体内の血圧調整が狂う可能性があります。
そこまで心配はいらないようですが、不安な方は医師や薬剤師に相談してみるとよいでしょう。
元々、ミノキシジルは降圧剤として開発されたもので、血圧が下がるのを注意しろ!なんていうのが、そもそもおかしな感じもしますが、ここを理解してない人もいるようなので、血圧に問題のある人は、特に気をつけてください。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の副作用
ミノタブの副作用については、いろいろな情報が飛び交っています。
ミノタブを服用している人の多くが、フィナステリドも併用しているので、そちらの副作用と混同してるケースも見受けられます。
中には、それ違うだろ!なんて場合もありますが、ミノタブに副作用があることに間違いはありません。
ここでは、ミノタブの副作用と言われている代表的なものを紹介していきたいと思います。
初期脱毛
初期脱毛とは、ミノタブを服用しはじめた初期段階に起きる、一時的に抜け毛が増える現象の事を言います。
なぜ、そのようなことが起きるのかというと、まず、髪の毛のサイクルの話からしないといけないのですが、
髪の毛は、「成長期(2~6年)」→「退行期(1〜2週間)」→「休止期(3〜4か月)」というサイクルを繰り返します。
そして、休止期から成長期の初期段階にかけて、古い髪の毛が抜けて、新しい髪の毛が生えてきます。
AGA(男性型脱毛症)を発症すると、成長期の期間が短くなり、休止期の髪の毛が増えていきます。
しかし、ミノタブの影響で、新しい髪の毛が生まれ、それに押し出される形で、古い髪の毛が抜けてしまうので、一時的に抜け毛が増えてしまうのです。
初期脱毛は、ミノタブの効果がでている証拠なので心配入りません。
個人差はありますが、抜け毛も1~2か月程度で収まるようです。
多毛症
多毛証とは、全身が毛深くなることです。
ミノタブを服用している多くにみられる現象なのですが、これは致し方ないですよね。
血液を介して全身にその影響が行き届くので、防ぎようがありません。
しかしそれは、ミノタブに「毛」を生やす力がある証拠とも言えるでしょう。
人によっては新たなコンプレックスを生む恐れがありますが、
剛毛を取るか?
それとも
薄毛を取るか?
と言われたら、自ずと答えはでるはずです。
どうしても髪の毛を増やしたいのなら、ここは我慢しないといけないところですね。
心臓の動悸
ミノタブには、血管拡張作用があります。
血管が拡張されると、心臓はたくさんの血液を一気に送り出さなければならなくなります。
それが、薬の効果が続いてる間、ずっと続くのです。
運動をしている時を想像してみて下さい。
ちょっときつめの運動をしたときなど、心臓がドキドキしたことありませんか?
それは、心臓が血液を大量に送り出しているから起きるのですが、それがずっと続いたら、大変ですよね。
しかし、ミノタブを使用することは、同様の付加を心臓に与え続けているのと、一緒なんです。
これが動悸の原因です。
それを防ぐために、AGAクリックでは、β-ブロッカーなどを処方しています。
顔のむくみ
先ほどから何度かでていますが、ミノキシジルには、血管の拡張作用があります。
血管が拡張され、血流が良くなると、血管の中の血液濃度が薄くなります。
血液濃度が薄くなると、体は血液濃度を高くしようと血管から水分を血管外に排出しようとします。
この排出された水分が、むくみの原因となるのです。
ミノタブの服用を朝にすることで、むくみは改善されるなんて話もありますが、真偽のほどは定かではありません。
頭痛、めまい
膨張した血管が頭皮周辺の神経の部分を刺激してしまうことが原因で、頭痛やめまいが現れているといわれています。
私に起きたミノタブの副作用
私は以前、個人輸入代行を利用してミノタブを購入し、服用していたことがあります。
ここでは、その際に起きた副作用について話をしたいと思います。
なお、副作用には個人差があるので、全てが同じになる訳ではありませんが、参考にはなると思います。
まず、私に起きたミノタブの副作用ですが、以下の3つになります。
1. 初期脱毛
2. 顔のむくみ
3. 心臓の動悸
では、一つずつどんな症状だったかを説明していきます。
1. 初期脱毛
私は何度かミノタブを使って止めてを繰り返したのですが、使い出すタイミングは、秋が多かったです。
なぜかというと、秋の抜け毛が多いので、その対策にと飲み始めることが多かったからです。
すると、抜け毛は段々とヒドくなり、触っただけでも抜け落ちるくらいでした。
あまりの抜け毛の多さに、何か大病でも患ってるんじゃないかと本気で心配しました。
まさかミノタブを飲んだせいで、抜け毛が増えるなんて、思ってもいませんでしたから。
その時、初期脱毛のことを知っていたなら、ミノタブを飲み始めるタイミングをズラしていたでしょうし、そこまで悩むこともなかったと思います。
こんな余計な心配をしなくてもいいように、事前に副作用等の知識は入れとくべきだと実感しました。
2. 顔のむくみ
アンパンマンとまでは、いいませんが、結構ふっくらした感じにはなりました。
実際の体重は減っているのにも関わらず、
最近太った?
なんて言われることも多くなりました、
ちょっとマッサージしたくらいではどうにもなりません。
私の場合、一気にむくむというよりは、徐々にむくんでいった感じです。
証明写真などを撮る予定のある人は、十分に気をつけた方が良さそうです。
3. 心臓の動悸
私はこれが原因で、ミノタブの服用を止めました。
10mgのミノタブを使用していた時には起きなかったのですが、2.5mgに減らしたときに起きてしまいました。
最初は胸の違和感程度だったのですが、それが途中から動悸へと変わり、その後は日を追うごとに動悸の回数が増えていきました。
しかも、動悸は日中よりも眠っているときに起きたので、夜中何度も目が覚めてしまい、まともに眠ることが出来なくなってしまいました。
ミノタブの副作用にはいくつかありますが、多毛症や顔のむくみといった副作用とは違い、動悸は健康を害する副作用なので、ミノタブのせいだと確信した時点で服用を止めています。
髪の毛よりも心臓の方が大事なので、それについては悩みませんでした。
しかし、やめたからといって動悸がすぐに収まる訳ではなく、それからしばらくは続きました。
なお、服用でよく見られる多毛症については、私には起きませんでした。
なぜなら、元々毛深かったからです。
なので、普段と余り変わりませんでした。
私の場合は、少し変わっていて、毛深かいのに胸毛は生えてませんでした。
それは、ミノタブ服用後も同じで、胸毛が生えてくることはありませんでした。
まとめ
ここまで見てもらってわかるとおり、ミノタブ服用には、さまざまなリスクをはらんでいます。
医師の監視下のもとであっても、副作用のリスクは十分にあります。
しかし、どういった副作用があるかを事前に知っておくことで、何か体に異変が起きた際に、ミノタブによるものかそうでないかの目安が付きますし、
いざ副作用が起こった時には、すぐにミノタブの服用を止めるといった対応をとることが出来ます。
AGAクリニックに通っているなら、医師への素早い相談も可能でしょう。
髪の毛も大事ですが、健康の方がより大事だというとこを忘れないでいてください。