発毛剤と育毛剤の違いを分かって薄毛対策をしてますか?

薄毛に悩むようになった人が、まず手にするものといったら、発毛剤か育毛剤になると思います。
しかし「発毛剤と育毛剤」、この2つを違いを理解したうえで使用していますか?
読んで字のごとく、
髪の毛を生やすのが発毛剤
髪の毛を育てるのが育毛剤
になります。
発毛剤と育毛剤の違いは?と問われると、きっと上記のように答えると思うんですよね。
なら、薄毛に悩む人はまず、発毛剤に手を伸ばしそうなものです。
しかし、実際に購入するとなった際には、発毛剤ではなく、育毛剤を手にしてる人の方が、圧倒的に多いでしょう。
発毛剤と育毛剤の違いを問われたら答えられるのに、購入する際には、ここがごっちゃになってるように感じます。
なぜ、そのようになるのでしょうか?
発毛剤と育毛剤の違い
「発毛剤と育毛剤」の違いをもう少し丁寧に言うと、
・発毛剤…髪が抜け落ちた状態になっている部分から、再び髪が生えてくることを目的としたもの
・育毛剤…生えている毛を育てることを目的としたもの
となります。
しかし、違いはこれだけではありません。
意外と知らない人が多いのが、これから説明する所で、
・発毛剤…医薬品
・育毛剤…医薬部外品
という違いがあります。
医薬品とは、いわゆる「薬」のことで、一般用医薬品は、リスクの程度に応じて、3つのグループに分類されます。
リスクの高い方から、第一類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品となります。
発毛剤は、副作用のあるミノキシジルを配合したもののみとなるので、最もリスクの高い第一類医薬品に分類され、販売出来るのは薬剤師のみとなります。
※発毛促進剤として、第二類医薬品、第三類医薬品で売られているのもあります。
医薬部外品とは、体に対する作用がおだやかで、機械器具等でないものとされています。主に症状の予防のために使用するものになります。
また、医薬品でも医薬部外品でもない、化粧品扱いのスカルプエッセンスもあるのですが、育毛剤とスカルプエッセンスは同じように捉えている人も多いので、これ以降は育毛剤の中に含まれていると思ってください。
なぜ育毛剤が売れるのか?
育毛剤のほうが売れるのには、以下のような理由が考えられます。
日本では現在、「発毛剤」として売ることができる医薬品はミノキシジルを使った製品のみとなります。
そして、長年発毛剤として認められていたのは、大正製薬「リアップ」のみでした。
要は、選択肢が一つしかなかったのです。
しかし、大正製薬の持つ主要な特許が切れ始めたため、他メーカーも後発品を発売できるようになりました。
「スカルプD」で知られるアンファーが、「スカルプD メディカルミノキ5」を
ロート製薬が「リグロ EX5」を
発売し、発毛剤の数も徐々にですが増えつつあります。
しかし、主要成分も効能も変わらないですし、使い方も一緒です。
商品としての違いは少ないので、どれを選ぶかは値段や好みの問題となってきます。
発毛剤や育毛剤を対面で購入するのが恥ずかしいという人は結構多いです。
そうなるとインターネット経由で買いたいと思うわけです。
育毛剤は、発毛剤と比べると、商品の数も多いですし、薬剤師の許可も必要ありません。
おまけに薄毛に悩む人はものすごく多いので、アフィリエイターが売りやすいのです。
発毛剤と育毛剤の上手な使い方
ここまで読むと、育毛剤はあまり必要ないようなイメージを持つかもしれませんが、そんなことはありません。
育毛剤は種類が多いので、すべてがそうとは言えませんが、
「最近髪の毛が細くなったな?」
と感じるようでしたら、育毛剤を使うことで元の太さに戻すことは可能です。
薄毛の初期段階でしたら、育毛剤を使用することで、髪にボリュームが出て、薄毛を目立たせなくすることもできます。
それに、育毛剤に発毛効果が絶対にないとも言い切れません。
発毛効果をうたえないだけで、その商品との相性があえば、髪の毛が生えてくることもあると思います。
薬剤師の許可がおりず、発毛剤を購入できない人なら、いろいろ試してみるのもありでしょう。
しかし、髪の毛の量を増やしたく、発毛剤を購入出来るのならば、一日も早く発毛剤を使用しましょう。
万が一、頭皮のかゆみやむくみなどの副作用が起きたら、使用をやめればいいだけです。
発毛にはどうしても時間がかかります。
早ければ、3か月くらいで効果が見られる場合もありますが、通常は、最低でも6カ月は見とくべきです。
育毛剤を使っての発毛を期待して、色々試す暇があったら、もっとも発毛効果の高いものをとっとと試すべきです。
そして、髪の毛を増やすことに成功したなら、その状態をキープするために育毛剤を使いましょう。