なぜヘアマックスの低出力レーザーで髪の毛が生えてくるのか?

ヘアマックスは、低出力レーザーを頭皮に当てて発毛を促すレーザー育毛器になります。
しかし、既存の薄毛対策のような、
・塗ったり、
・注入したり、
・服用したり、
といったものとは別物なので、本当に効果があるのか!?
といった疑問を持つ人もいるかもしれません。
そこで、なぜ低出力レーザーを頭皮に当てただけで髪の毛が生えてくるのか、そのしくみについて説明したいと思います。
髪の毛を発毛させるには?
髪の毛は毛母細胞が細胞分裂することで作られていくのですが、AGA(男性型脱毛症)を発症してしまうと「脱毛指令」がだされてしまい、毛母細胞は活動をやめてしまいます。
そうなると、まだまだ成長期にあった髪の毛が、予定より早く休止期に移行し、その結果、予定より早く抜け毛となってしまうのですが、
問題はそれだけでなく、通常なら抜け落ちた箇所から生えてくるはずの髪の毛が、生えにくくなってしまいます。
そこから再び健康な髪の毛を生やすためには、毛母細胞を活動的にする必要があるのですが、その鍵を握っているのがヘアマックスではATP(アデノシン3リン酸)になります。
ATP(アデノシン3リン酸)とは?
人間はエネルギーを使って様々な生命活動を行っていますが、食べ物から得られる栄養素と、呼吸から得られる酸素を原料に、エネルギーを作り出しています。
そして、そのエネルギーの保管庫となるのが、細胞(ミトコンドリア)内にあるATP(アデノシン3リン酸)になります。
ATPは、育毛剤などにも使われる成分のアデノシンと3つのリン酸が結合ものです。
エネルギーが必要になったときは、ATPからリン酸がひとつはずされて、ADP(アデノシン二リン酸)になるのですが、この時、ATPからリン酸が1つはずれることでエネルギーが発生し、様々な生命活動に使われることになります。
その後、再びエネルギーが入ってきたり、筋肉が分解してエネルギーが生み出されたりすると、ADPはエネルギーを使って自分にリン酸をくっつけさせて再びATPとなります。
こうやってATPはなくなることなく、使われてはリサイクルされていきます。
低出力レーザーで髪の毛が生えるしくみ
このようにエネルギー保管庫として大切な役割を果たしているATP(アデノシン3リン酸)ですが、
低出力レーザーによって作り出されることが、様々な研究によって分かっています。
実際にヘアマックスを使い頭皮に低出力レーザーを照射すれば、大量のATPが作り出されます。
そのATPから発生されるエネルギーが、再び毛母細胞が活性化する(髪の毛をつくる)ために多く使われれば、
AGAの影響を退けて、髪の毛が生えてくるようになるというわけです。
本当に髪の毛は生えてくるの?
育毛に使われる商品には、様々な成分が使われていて、
『◯◯は、抜け毛の予防効果があります!』
『△△は、発毛促進効果があります!』
などと、その効果をうたっていますが、実際には思ったような効果がみられないことが多いです。
ATPに関しても、我々が生きていく上で大切な役割を果たしているのは理解できたとしても、
『だからといって想定通りに髪の毛が生えてくるか?』
といった疑問が拭えない人もいるかと思います。
実際に、薄毛対策には100%髪の毛が生えてくるようなものは存在せず、
例えば、最も発毛効果が高いミノキシジルであっても効果のでない人はいるので、
ヘアマックスを使用すれば、絶対に髪の毛が生えてくるとは言えません。
公的機関がちゃんと認めている
しかし、ヘアマックスはアメリカの厚生労働省にあたるFDA(アメリカ食品医薬品局 )も認可していますし、
日本皮膚科学会が発表している
の中でも、
低出力レーザーを使った治療については、推奨度「B」(行うよう勧める)と高い評価になっています。
なお、ガイドラインのなかでもっとも評価の高い推奨度「A」(強く勧める)が、
ミノキシジルの外用(男性型、女性型脱毛症)
フィナステリド(男性型脱毛症のみ)
デュタステリド(男性型脱毛症のみ)
になるのですが、ミノキシジルの外用、フィナステリド、デュタステリドにはどれも副作用の可能性もあるので、
健康的に髪の毛を増やしたい人や、女性で薄毛に悩んでるような人は、ヘアマックスの購入を検討してみるといいのかなと思います。