男性が40代からの薄毛対策を失敗せず確実に成功させるには?

薄毛対策といえば、髪の毛を「増やす」ことばかりに注目が行きがちですが、増えた髪の毛を「維持」し続けることも重要で、それができてこそ薄毛対策は成功したといえます。
しかし、その期間は長期間に及ぶので、最初から順風満帆になんかいきませんし、途中で挫折する人も多く出てきます。
私も40代になってから薄毛を自覚して、10年近くAGA(男性型脱毛症)による薄毛と闘ってきましたが、途中で挫折こそしなかったものの、最初の頃は何度も失敗を繰り返してしまいましたし、想定外のことも色々ありました。
おかげでたくさん苦労もしましたが、そんな経験を多く積み重ねることで、薄毛対策にとって大切な気づきを得ることもできましたし、今でも薄毛に悩まされない生活を送れています。
その経験を当ブログ内では、「さこっちの発毛&育毛実践記」として、成功・失敗含め隠すことなく記事にしているのですが、ここではそれら経験を積んだうえで、どうしたら確実に薄毛対策を成功できるのかについて、私なりの考えをまとめてみました。
なお、タイトルが「40代からの・・・」となっていますが、他の年代の人にも参考になると思うので、40代以外の人もよかったら読んでみてください。
目次
薄毛の原因がAGAなら治ることはないと自覚する
AGA(男性型脱毛症)とは、成人男性特有の進行性の脱毛症です。
成人男性の薄毛の原因のほとんどがAGAによるもので、一度AGAを発症すると治ることはないと言われています。
私が薄毛になって最も認めたくなかったことは、自分の薄毛の原因がAGAであるということでした。
だから、思いっきり現実逃避をしていましたし、仮に薄毛の原因がAGAだったとしても、髪の毛が薄くなったこと以外、体に問題があるわけではないので、髪の毛を増やすことさえできれば、薄毛対策とはおさらばできるんじゃないかといった、淡い期待ももっていました。
しかし、現実はそう甘くなく、無事に髪の毛を増やすことが出来ても、その後何も薄毛対策をしなかったり、手抜きをしたりしていると、徐々に元の薄毛に戻っていくだけでなく、薄毛の範囲も確実に広がっていきました。
そもそも、今薄毛対策で使われている商品(成分)の数々は、有効成分によって発毛を促したり、AGAの原因となっている5αリダクターゼという酵素を阻害しているだけなので、その使用を止めてしまうと5αリダクターゼの影響によって再び薄毛に戻ってしまいます。
なので、薄毛対策は「もうハゲてもいいや」と自ら薄毛を受け入れるまで続ける必要があり、ここを甘く考えてしまうと、薄毛に戻ってしまうので注意しましょう。
薄毛対策は、髪の毛が増えてそれで終わりではないのです!!
薄毛対策は「増やす」「維持する」プラス「隠す」
薄毛で悩んでる人の中で、薄毛であることがバレたくない人は、
・髪の毛を「増やす」
・増えた髪の毛を「維持する」
にプラスして薄毛を「隠す」対策が必要となってきます。
ただ、薄毛対策を行いたいと思うような人だったら、薄毛であることを隠したいと思うはずなので、薄毛対策は、「隠す」「増やす」「維持する」でワンセットと考えればいいかと思います。
では、それぞれの注意点について見ていきましょう。
薄毛を隠すのは意外と容易だが油断は禁物
薄毛を隠すのは割と簡単で、薄毛初期の頃だったら今までの髪形から、薄毛がバレにくい髪型に変えるだけで簡単に隠すことが出来ます。
また、髪型だけでは隠し切れないくらい薄毛が進行したとしても、スーパーミリオンヘアーなどを利用することで、たいていの薄毛はカバーできます。
しかし、注意しないといけないのは、薄毛対策をはじめた時点が、薄毛MAXではないかもしれないということです。
髪の毛にはヘアサイクルというものがあり、「成長期」→「退行期」→「休止期」といった段階を踏み、最後は抜け毛となるのですが、AGAを発症してしまうとヘアサイクルが乱れてしまい、まだ成長期であるはずの髪の毛が、早めに休止期に移行してしまうので、段々と休止期の髪の毛の割合が多くなってしまいます。
休止期の髪の毛は、毛細血管(上の図ではピンクの横棒)から栄養がいかなくなっているので、後は抜け落ちるだけの抜け毛予備軍です。
薄毛対策をはじめたからといって、抜け毛となるのを防ぐことはできないので、その量によっては今よりも薄毛が目立つようになる可能性があります。
更に、薄毛対策による発毛効果が高いと、新しい髪の毛が早く生えてこようとし、休止期にある髪の毛を押し出すことで、抜け毛の量が一気に増える場合もあります。
これを初期脱毛というのですが、発毛効果が高ければ高いほど、抜け毛の量も増える可能性も高まります。そうなると、髪型だけでは隠し切れなくなる可能性が高いので、今はよくても万が一に備えてスーパーミリオンヘアーはストックしておいた方がいいかと思います。
また、自然現象(雨や風)によって薄毛がバレるなんてことも十分あり得るので、天候にも気を付けるようにしましょう。
髪の毛はすぐには増えないから・・。
薄毛対策をしたからといって、髪の毛はすぐには増えません。
薄毛が目立たなくなるくらい生えそろうまでは、早くても数か月かかりますし、薄毛に進行状況によっては1年以上かかる場合もあります。
そんな事は薄毛について少し調べればわかることですし、考えるだけ無駄なこともわかっていますが、それでも常に髪の毛のことが気になって仕方がなくなります。
私も最初の頃は、一日に何度も髪の毛が生えてきてないかをチェックしていましたし、暇があれば頭皮マッサージを繰り返し、薄毛対策に使っている発毛剤などの使用量、使用回数も無駄に増えていきました。
そんな事したら逆効果になるかもしれないと思いながらも、何かせずにはいられませんでした。
私がそれをうまく解消できたのは、普段うまく薄毛を隠せてたからで、他人から薄毛を指摘されることなく過ごせているうちに、発毛への焦りも徐々に少なくなっていきました。
全く焦りや不安がなくなるのは難しいかもしれませんが、上手に薄毛を隠せてさえいれば、余計なことはしなくなります。
早く結果を求めるあまり、他の商品(成分)に目移りする人も多いようですが、一度これと決めたら取扱説明書に書かれてある期間は我慢して使うべきで、正しい使い方をし続けることも薄毛対策とって大事なことです。
増えた髪の毛を維持させるのは超長期戦
髪の毛が増えるまでも時間がかかりますが、それを維持させるのはさらに長期戦になります。
先程も言いましたが、「もうハゲてもいいや」と思うまで続けることになるので、人によっては10年以上続ける必要が出てきます。
そんな長期戦になるからこそ長続きさせるために、
・費用
・副作用
・作業の手間
については、十分に気を付けたほうがいいです。
費用について
長期戦になるということは、その間お金がかかるということなので、薄毛対策にかける費用も馬鹿にはなりません。
人によっては、薄毛対策をしている期間に、結婚、出産、転職などライフスタイルが変わることもあるでしょうし、今使えているお金を数年後そのまま使えるとは限りません。
そうなると、今効果の出ている商品(成分)を購入できなくなるかもしれませんし、最悪、薄毛対策に使えるお金を捻出できないなんてこともあるかもしれません。
「私がお金に困るようなことは絶対にない」というような人なら別ですが、そうでなければランニングコストのかからない商品(成分)を選ぶとか、同じ商品(成分)であっても安いものを探して使うとか、最初から費用を安くして貯蓄にまわすなどの工夫をしておいたほうが、後々安心できるかと思います。
副作用について
薄毛対策で使われている商品(成分)の中には、副作用が起きる可能性があるものがあります。
副作用はいつ起きるかわからないので、今は良くても数年後急に起きるかもしれませんし、それによって、その後の使用を控えなければいけなくなった場合には、そこからまた新たな商品(成分)を探す必要も出てきます。
男性も40代になると健康診断で指摘されることも増えてるでしょうし、体の色んな所にガタもきています。髪の毛よりも健康の方が大事なので、副作用が起きやすい商品(成分)は出来るだけ避けるような工夫もした方がいいかと思います。
作業の手間について
髪の毛を維持するための薄毛対策は、モチベーションが全く上がりません。
『うまくいってる=髪の毛に変化が全くない』
ということなので、続けるのが徐々に苦痛になってきます。
この辺は歯磨きに似ていると思うので、よく虫歯になるような人だったら、少し作業が面倒くさくなる頭皮に塗るタイプ(育毛剤など)の薄毛対策を選ぶと、髪の毛を維持させるのが難しいかもしれません。
出来るだけ手間のかからない薄毛対策を選ぶことが長続きの秘訣です。
どの薄毛対策を選べばいいか?
全ての薄毛の人に効果がある薄毛対策は存在しませんし、薄毛が改善されるまでには時間がかかるので、出来るだけ薄毛改善の確率の高い薄毛対策から行った方が絶対にいいです。
私はこれまでに、発毛剤、育毛剤、サプリメント、経口薬等、いろんな商品(成分)を使ってみましたが、最も効果があったのは、発毛効果が認められている『ミノキシジル』とAGAの原因となる5αリダクターゼを阻害する『フィナステリド』でした。
世間の評価もほぼ同じだと思うので、
髪の毛を「増やす」ときには、ミノキシジル&フィナステリド
増えた髪の毛を「維持する」ときには、フィナステリド
を使うのが無難な選択なのではないかと思います。
なお、ミノキシジルには、錠剤のミノキシジルタブレットと発毛剤(成分:ミノキシジル)があり、ミノキシジルタブレットのほうが、発毛効果が高くて手間もかからないのですが、副作用のリスクが高くなるという欠点があります。
私もこれまでミノキシジルタブレットを使った結果、
・初期脱毛
・顔のむくみ
・多毛症
・動悸
といった副作用を起こしてしまいました。
ミノキシジルに関しては、期間限定(髪の毛が増えるまで)の使用となるので、多少リスクはあっても発毛効果の高いミノタブを使うという考え方もありますが、40代という年齢を考えると、こちらに関しては副作用のリスクの少ない発毛剤から始めた方がいいかと思います。
なお、入手する方法についてはいくつかあり、発毛剤は薬局でも買えますし(薬剤師の許可が必要)、ミノキシジルタブレットとフィナステリド※は、AGAクリニックのほか、海外の通販を利用して手に入れることもできます。
※フィナステリドはAGA治療を行っている皮膚科でも可能
私の場合は田舎暮らしだったこともあり、海外の通販を利用してミノキシジルタブレットとフィナステリドを購入していました。
しかし、ミノキシジルタブレットに関しては、一日に何mg使用すればいいのかの判断は非常に難しく、初期脱毛にはすごく悩まされましたし、フィナステリドに関しても、副作用のリスクは少ないといわれていますが、睾丸痛という副作用が起きてしまいました。
服用期間中、医者に相談したいような場面も何度もあったので、ミノキシジルとフィナステリドを服用するのなら、絶対にAGAクリニックを利用すべきだと思っています。
もし月に一回通うのが面倒だというのならば、オンライン診療を行えるクリニックもありますし、良心的でリーズナブルな価格設定のクリニックもあるので、料金が明確になっているAGAクリニックを利用すれば、安心して利用できるのではないかと思います。
それと、頭皮に有効成分を注入する育毛メソセラピーも大変有効だと言われているのですが、こちらは治療費がかなり高額になる上に、AGAクリニックによって使用成分も違っているので、どのAGAクリニックを選択すればいいかの判断も難しいです。
なので、薄毛の症状がかなり酷いようでなければ、育毛メソセラピーは考えなくてもいいかと思います。
その他おススメ
人によっては、健康上の理由等からミノキシジルやフィナステリドを使用できない人もいるかと思いますし、AGAクリニックはどうしても嫌だという人もいるかもしれません。
また、服用中に副作用が起きてしまい、途中から使用できなくなるなんてこともあります。
そうなると、別の薄毛対策を探さないといけないのですが、そんな人にはヘアマックスがおススメです。
ヘアマックスは頭皮に低出力レーザーを照射して発毛を促すのですが、アメリカの厚生労働省にあたるFDA(アメリカ食品医薬品局)から、脱毛の治療としてきちんと認可されていますし、日本皮膚科学会も『低出力レーザー照射による治療』は推奨度B※(行うように勧められる)と、その治療効果を認めています。
※さらに上位の推奨度A(行うよう強く勧める)は、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルの外用(発毛剤)。なおデュタステリドとは、フィナステリドよりも強力に5αリダクターゼを阻害できる成分
アメリカの公的機関や日本の著名な学会が認めているということは、胡散臭い口コミなんかより、よほど信頼できる情報ですよね。
ヘアマックスにはメリットもたくさんあって、使用回数は週に3回でよく、ミノキシジルやフィナステリドのような副作用の心配もなく、レーザー育毛機なのでランニングコストもかからず、普通に使えば10年~15年くらい使えるものなので、薄毛対策にかかる費用も安くすみます。
また、他の商品との併用もしやすく、ヘアマックスを単独で使ってもいいですが、より確実に少しでも早く髪の毛を増やしたいのならば、
●髪の毛を増やしたい時は、ヘアマックス+α(育毛剤など)
●増えた髪の毛を維持したい時は、ヘアマックス
といった使い方もできます。
最後に
私は今現在、薄毛対策を行っていません。
ミノキシジルタブレットでもフィナステリドでも副作用が起きてしまったので、何かいい方法がないかと考えて、生活習慣を改善させることで、髪の毛を維持させることに成功しました。
通常の薄毛対策のように、飲んだり、塗ったりするのと比べると、生活習慣を改善させる方が正直大変なんですが、40代という年齢もあり、健康維持のためにと思って生活習慣を改めました。
他の人にも効果があるかはわかりませんが、今のところ私には効果があります。
お金も全くかからないですし、髪の毛関係なくいいことだと思うので、興味のある方は、以下の記事も覗いてみてください。